
「Claude Code(クロードコード)って最近よく聞くけど、結局何ができるの?」
AIツールに興味はあるものの、「Code」という名前を見て「自分にはエンジニア向けのツールだから関係ない」と思っていませんか。
実は、Claude Codeは単なるプログラミング支援ツールではありません。ファイル整理、データ分析、文書作成、業務の自動化まで——自然な日本語で指示するだけで、パソコン上のさまざまな作業をAIが代行してくれるツールです。
この記事では、Claude Codeの基本的な仕組みから、具体的にできること、始め方までをわかりやすく解説します。プログラミング経験がない方でも理解できるように書いていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Claude Codeとは何か
Claude Codeは、Anthropic社が開発したターミナル(コマンドライン)で動くAIエージェントです。
通常のClaude(チャット版)は、ブラウザ上で会話するだけのツールです。「こういうコードを書いて」と頼むとコードを表示してくれますが、実際にファイルを作ったり編集したりするのは自分自身でやる必要があります。
一方、Claude Codeは実際にあなたのパソコン上で作業を実行します。ファイルを読み込み、編集し、コマンドを実行し、Gitでのバージョン管理まで自動で行います。
わかりやすく言えば、こういう違いです。
通常のClaude(チャット版) → 優秀なアドバイザー。「こうしたらいいですよ」と教えてくれるが、作業は自分でやる
Claude Code → 優秀なアシスタント。「これやっておいて」と言えば、実際に手を動かしてくれる
2025年2月にベータ版としてリリースされ、わずか1年で176回以上のアップデートを重ねて進化を続けています。2026年現在はv2.0系に進化し、IDE連携やMCPサーバー機能など、より実用的な機能が次々と追加されています。
Claude Codeでできること
Claude Codeの「できること」は、大きく分けて5つのカテゴリに整理できます。
1. コーディング支援(本来の主力機能)
Claude Codeが最も得意とするのは、やはりプログラミング関連の作業です。
たとえば、こんなことができます。
- プロジェクト全体のコードを読み込んで、バグの原因を特定して修正する
- 「この機能を追加して」と言うだけで、複数ファイルにまたがるコード変更を実行する
- テストコードの作成からGitコミットまで自動で完了する
- 既存コードのリファクタリング(整理・最適化)を一括で行う
従来のAIコーディング支援との最大の違いは、プロジェクト全体を理解した上で作業するという点です。1つのファイルだけでなく、関連するファイルをすべて把握し、整合性を保ちながら変更を加えてくれます。
2. ファイル操作・整理
プログラミングとは関係なく、日常的なファイル作業にも使えます。
- フォルダ内の大量のファイルを種類別・日付別に自動整理
- ファイル名の一括リネーム(例:「YYYY-MM-DD ベンダー名 – 請求書.pdf」形式に統一)
- 重複ファイルの検出と削除
- 複数のCSVファイルを統合して1つにまとめる
3. データ分析・レポート作成
CSVやExcelのデータを読み込んで、分析やレポート作成ができます。
- 売上データの集計・傾向分析
- グラフの自動生成
- 分析結果をまとめたレポートの作成
- Google Search Consoleのデータ分析とSEO改善提案
4. 文書作成・翻訳
ドキュメント関連の作業も得意です。
- 議事録の要約・整理
- 技術ドキュメントの自動生成
- 多言語翻訳(翻訳ツールより文脈を理解した自然な翻訳)
- マークダウン形式でのブログ記事下書き作成
5. 外部ツールとの連携(MCP)
MCP(Model Context Protocol)という仕組みを使うと、外部サービスとも連携できます。
- GitHub:イシューの確認、プルリクエストの作成
- Slack:メッセージの送信や情報の取得
- Google Drive:ドキュメントの読み込み・編集
- Figma:デザインデータの参照
この連携機能によって、Claude Codeは単なるコーディングツールを超えた業務全般をカバーする万能アシスタントになります。
Claude Codeが注目されている理由
Claude Codeがこれほど注目を集めている背景には、3つの大きな流れがあります。
「チャットAI」から「行動するAI」への転換
2024年まで主流だったのは、AIに質問して回答をもらう「チャット型」の使い方でした。しかし2025年後半から、AIが実際にパソコン上で作業を実行する「エージェント型」が急速に普及しました。Claude Codeはこの流れの中心にいるツールです。
エンジニア以外にも広がる利用層
Anthropic社内でも、弁護士がチーム向けの電話ツリーシステムを構築したり、マーケターが数百のAd広告バリエーションを秒速で生成したりと、非エンジニアの活用事例が増えています。
2026年1月には非エンジニア向けの「Claude Cowork」も発表され、ターミナル操作なしでClaude Codeの機能を使える環境も整いつつあります。
圧倒的な開発者シェア
2025年12月の米国テック企業向け調査では、従業員の31%がClaudeを主要AIツールとして使用しており、ChatGPT(19%)やGemini(15%)を上回りました。特にClaude Codeの登場以降、開発者コミュニティでのClaude人気は急速に高まっています。
Claude Codeの始め方
ここからは、実際にClaude Codeを始めるための手順を解説します。
ステップ1:必要なものを準備する
Claude Codeを使うために必要なものは以下の3つです。
パソコン macOS 10.15以上、Ubuntu 20.04以上、またはWindows 10以上(WSLが必要)に対応しています。
インターネット接続 AIの処理はAnthropicのサーバーで行われるため、安定したネット環境が必要です。ローカルのパソコンにはほとんど負荷がかかりません。
Claudeの有料プラン Claude Codeは無料プランでは使えません。最低でもProプラン(月額20ドル、約3,000円)の契約が必要です。
ステップ2:Claude Codeをインストールする
2026年現在、推奨されているのはネイティブインストーラーを使う方法です。
macOS / Linuxの場合
ターミナルを開いて、以下のコマンドを入力します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
Windowsの場合
PowerShellを開いて、以下のコマンドを入力します。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
Homebrewを使う場合(macOS)
brew install anthropic/tap/claude-code
インストールが完了したら、以下のコマンドで正しくインストールされたか確認しましょう。
claude --version
バージョン番号が表示されればOKです。
ステップ3:認証する
初回起動時にブラウザが自動で開き、Claudeのアカウントでログインする画面が表示されます。有料プランに加入済みのアカウントでログインすれば、認証完了です。
ステップ4:使い始める
作業したいフォルダに移動して、claudeコマンドを実行するだけです。
cd /path/to/your-project
claude
あとは日本語で指示を出すだけ。たとえば「このフォルダの中身を整理して」「READMEを作って」「テストコードを書いて」——自然な言葉で伝えれば、Claude Codeが理解して実行してくれます。
料金プランの選び方
Claude Codeを使うためのプランは複数あり、用途に応じて選ぶことが大切です。
Proプラン(月額20ドル) はじめての方にはこれが最適です。日常的な開発作業や業務効率化であれば十分な利用量があります。制限に達しても5時間でリセットされます。
Max 5xプラン(月額100ドル) Proプランの5倍の利用量。週に3回以上Proの制限に達するような使い方をしている人向けです。多くのユーザーから「Max 5xでも十分な精度で使える」という評価を得ています。
Max 20xプラン(月額200ドル) Proの20倍の利用量。大規模なコードベースを扱うヘビーユーザーや、AIをフル活用して業務を回す人向けです。
APIプラン(従量課金) 使った分だけ料金が発生する方式。チームへの展開や自動化パイプラインの構築に向いています。Anthropicの統計によると、開発者1人あたりの平均日額コストは約6ドルとのことです。
まずはProプランで試してみて、利用量が足りなくなったらMax 5xにアップグレードするのが合理的な進め方です。
VS Codeとの連携で使いやすさが倍増する
Claude Codeはターミナルで使うのが基本ですが、VS Code(Visual Studio Code)と連携させると格段に使いやすくなります。
VS Codeの拡張機能マーケットプレイスから「Claude Code」をインストールするだけで、エディタ上でClaude Codeの全機能にアクセスできるようになります。コードの変更がリアルタイムで差分表示されるので、Claude Codeが何をしているのかが一目でわかります。
VS Code以外にも、Cursor、Windsurf、JetBrains系(IntelliJ、PyCharm、GoLand)のIDEにも対応しています。
Claude Codeを使うときの注意点
便利なツールですが、いくつか知っておくべき注意点があります。
権限の確認は慎重に
Claude Codeはファイルの読み書きやコマンド実行の前に「実行してよいか」と確認を求めてきます。この確認は必ず内容を理解してから承認してください。特にファイル削除やシステム設定に関わる操作は、安易に「Yes」を押すと取り返しがつかないことがあります。
コスト管理を意識する
AIの処理にはトークン(テキストの処理単位)が消費されます。大量のファイルを読み込ませたり、長い会話を続けたりすると、予想以上にコストがかかることがあります。不要なファイルを読み込ませない、会話が長くなったら新しいセッションを始める、といった工夫が大切です。
生成されたコードは必ず確認する
AIが生成したコードには、稀に誤りやセキュリティ上の問題が含まれることがあります。特に本番環境にデプロイする前には、必ず人間の目で確認するようにしてください。
当社がClaude Codeを業務に取り入れた理由
私たちマスタング株式会社は、埼玉県本庄市を拠点に、地域の中小企業向けにWeb制作やSEO対策、AI活用支援を行っています。
Claude Codeを業務に導入したのは、自分たちの生産性を上げるためです。2〜3名の少人数チームで複数のクライアントを担当している以上、一人ひとりの業務効率が会社の成長に直結します。
実際にClaude Codeを使ってみて感じたのは、「手を動かす作業」と「考える作業」を明確に分けられるようになったということです。ファイルの整理、コードの修正、テストの実行——こうした「手を動かす作業」をClaude Codeに任せることで、私たちはクライアントの課題解決や戦略立案といった「考える作業」に集中できるようになりました。
Claude Codeの導入や活用方法についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。地域の中小企業が、少人数でも大きな成果を出せるようサポートいたします。
まとめ
この記事では、Claude Codeの基本から始め方までを解説しました。
要点を整理します。
- Claude Codeは、ターミナルで動くAIエージェント。チャット型AIと違い、実際にパソコン上で作業を実行する
- コーディングだけでなく、ファイル整理、データ分析、文書作成、外部サービス連携など幅広い用途に使える
- 始めるにはClaude有料プラン(月額20ドル〜)とインストール作業が必要
- VS Codeとの連携で使いやすさが大幅に向上する
- 権限確認やコスト管理など、注意点も理解した上で使うことが大切
Claude Codeは、エンジニアだけのツールではなくなりつつあります。「AIに実際に仕事をしてもらう」という新しい働き方に興味がある方は、まずProプランで試してみることをおすすめします。


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