Claudeのコネクタ機能とは?Googleドライブ・Slack・Notionと連携してAIをもっと便利に使う方法

コラム

Claudeの「コネクタ」は、GoogleドライブやSlack、Notionなどの外部アプリとClaudeを直接つなげる機能です。2026年2月12日からは無料プランでも使えるようになりました。

これまでのClaudeは、あくまで「チャット画面の中だけ」で完結するツールでした。外部のデータを使いたければ、自分でコピペするか、ファイルをアップロードするしかありませんでした。

コネクタを使うと、この手間がなくなります。「Googleドライブにある先月の売上データをまとめて」と話しかけるだけで、Claudeが自分でドライブにアクセスしてデータを取得し、要約や分析をしてくれます。

この記事では、コネクタ機能の仕組み・使えるアプリ一覧・設定方法・中小企業での活用例・注意点をわかりやすく解説します。


目次

  1. コネクタ機能とは何か
  2. 連携できるアプリ一覧
  3. コネクタの設定方法(3ステップ)
  4. 中小企業で使える活用シーン5選
  5. 無料プランと有料プランの違い
  6. 使うときの注意点
  7. まとめ

コネクタ機能とは何か

コネクタとは、Claudeと外部のアプリやサービスを橋渡しする仕組みです。

技術的には「MCP(Model Context Protocol)」というAnthropicが開発したオープン規格がベースになっていますが、難しいことを知らなくても大丈夫です。設定はクリック操作だけで完了します。

コネクタがない場合とある場合の違い

コネクタなし:

  1. Googleドライブを開く
  2. ファイルを探してダウンロードする
  3. Claudeにアップロードする
  4. 「この資料を要約して」と依頼する

コネクタあり:

  1. Claudeに「Googleドライブにある○○のファイルを要約して」と話しかける

これだけです。Claudeが自分でGoogleドライブにアクセスし、ファイルを読み取り、結果を返してくれます。

コネクタでできること

コネクタを接続すると、Claudeは以下のようなことができるようになります。

  • 外部アプリのデータを読み取って分析・要約する
  • 外部アプリに新しいデータやタスクを作成する
  • 複数のアプリをまたいだ作業を1つの会話で完了させる

たとえば「Slackで昨日のやりとりを確認して、対応が必要なものをNotionのタスクに追加して」といった、複数のアプリをまたぐ作業も可能です。


連携できるアプリ一覧

2026年2月現在、Claudeのコネクタで接続できる主なアプリは以下の通りです。

ファイル管理・ドキュメント

アプリできること
Googleドライブファイルの検索・閲覧・内容の分析
Notionページの閲覧・作成・データベース操作
Confluence社内Wikiの検索・閲覧

コミュニケーション

アプリできること
Slackメッセージの検索・チャンネル内容の確認
Gmailメールの確認・下書き作成

プロジェクト管理

アプリできること
Asanaタスクの閲覧・作成・更新
Jiraチケットの確認・作成
Linearイシューの管理

CRM・営業

アプリできること
HubSpot顧客情報・取引データの取得
SalesforceCRMデータへのアクセス

デザイン・その他

アプリできること
Canvaデザインの作成・編集
Figmaデザインファイルの閲覧
Zapier5,000種類以上のアプリとの連携ハブ

Zapierを経由すれば、上記以外のアプリとも間接的に連携できます。Googleカレンダーやスプレッドシートなど、直接コネクタが用意されていないアプリでもZapier経由で接続可能です。

対応アプリは随時追加されています。最新の一覧はClaude設定画面の「コネクタを参照」から確認できます。


コネクタの設定方法(3ステップ)

コネクタの設定はとても簡単です。プログラミングの知識は一切不要です。

ステップ1:設定画面を開く

claude.ai にログインし、画面左下のアカウントアイコンをクリック → 「設定」 → 「コネクタ」を選択します。

ステップ2:使いたいアプリを選ぶ

「コネクタを参照」をクリックすると、接続できるアプリの一覧が表示されます。名前で検索したり、カテゴリで絞り込んだりして、使いたいアプリを選びます。

ステップ3:アクセスを許可する

アプリを選択すると、そのアプリの認証画面(ログイン画面)に移動します。いつも使っているアカウントでログインし、Claudeからのアクセスを許可すれば完了です。

設定後は、チャット画面の「+」メニューからいつでもコネクタを呼び出せます。プロンプトの中でアプリ名を指定するだけでも、Claudeが自動的にコネクタを使ってくれます。


中小企業で使える活用シーン5選

「うちの会社で使えるの?」と思う方もいるかもしれません。中小企業でもすぐに効果を実感できる活用例を5つ紹介します。

1. Googleドライブの資料を探して要約する

「先月の営業会議の議事録を要約して」とClaudeに話しかけるだけで、Googleドライブから該当ファイルを探し出し、要点をまとめてくれます。フォルダを何階層も掘って探す手間がなくなります。

2. Slackのやりとりから議事録を作る

Slackの特定チャンネルで飛び交った会話をClaudeに読み取らせて、議事録や要点メモを自動生成できます。「今週の#営業チャンネルのやりとりをまとめて」と依頼するだけです。

3. HubSpotの顧客データを分析する

CRMに蓄積された顧客データをClaudeが取得し、「直近3ヶ月で商談が停滞している案件を一覧にして」といった分析を即座に実行してくれます。

4. Notionにタスクを自動登録する

会話の中で決まったToDoを、その場でNotionのデータベースに登録できます。「この作業内容をNotionのタスクボードに追加して」と指示するだけで、手動入力の手間がなくなります。

5. Zapier経由で複数アプリを一気に連携する

直接コネクタが用意されていないアプリでも、Zapierを経由すれば連携可能です。たとえば「Googleスプレッドシートに入力されたデータを集計して」「Googleカレンダーから今週の予定を取得して」といった使い方ができます。


無料プランと有料プランの違い

2026年2月12日のアップデートで、コネクタ機能は無料プランにも開放されました。ただし、一部の制限があります。

無料プランPro以上(有料)
コネクタ利用○ 利用可能○ 利用可能
公式コネクタ○ 利用可能○ 利用可能
カスタムコネクタ(自作)✕ 利用不可○ 利用可能
リモートMCP統合✕ 利用不可○ 利用可能
Google Workspace連携✕ 利用不可○ 利用可能
メッセージ上限少ない(1日約40回)多い(Proで約5倍)

公式に用意されたコネクタ(Notion、Slack、Canvaなど)は無料でも使えますが、自分で作るカスタムコネクタやGoogle Workspace連携は有料プラン限定です。

また、無料プランはメッセージ数の上限が少ないため、コネクタを頻繁に使うと上限に達しやすくなります。本格的に業務で活用するなら、Proプラン(月額20ドル)への加入をおすすめします。

Claudeの無料プランでどこまでできる?有料との違いを正直に解説」では、プランの違いを詳しく比較しています。


使うときの注意点

1. アクセス権限は必要なものだけ許可する

コネクタを接続すると、Claudeが外部アプリのデータにアクセスできるようになります。初回接続時に「どの情報にアクセスを許可するか」を選べるアプリもあります。

業務に必要なデータだけにアクセス権限を絞るのが基本です。特に顧客情報や財務データなど、機密性の高い情報を扱う場合は慎重に設定してください。

2. 接続が不安定になることがある

コネクタは2026年2月時点でまだ発展途上の機能です。アプリによっては接続が途切れたり、データの取得に時間がかかったりすることがあります。

重要な業務の「唯一の手段」として使うのではなく、「便利なショートカット」として位置づけるのが安全です。

3. アプリ側の利用規約も確認する

コネクタ経由でデータをやり取りする場合、接続先のアプリの利用規約も適用されます。特にCRMや顧客管理系のアプリでは、AI連携に関するポリシーが設定されている場合があるので、社内のIT担当や管理者に確認しておくと安心です。

4. 使わなくなったコネクタは削除する

不要になったコネクタは、設定画面からいつでも削除できます。使わないコネクタを接続したままにしておくと、セキュリティリスクが不必要に広がるため、定期的に見直しましょう。


まとめ

Claudeのコネクタ機能は、外部アプリとClaudeを直接つないで、情報の取得・整理・作成をチャット画面だけで完結させる仕組みです。

ポイントを整理します。

  • Googleドライブ、Slack、Notion、HubSpotなど多数のアプリと連携可能
  • 2026年2月12日から無料プランでも利用可能に(一部制限あり)
  • 設定はクリック操作のみ、プログラミング不要
  • Zapier経由で5,000種類以上のアプリとも間接連携できる
  • カスタムコネクタやGoogle Workspace連携は有料プランのみ

まだClaudeを使ったことがない方は、「Claudeとは?読み方・始め方から料金まで、最初に知りたいことをまとめました」をまずご覧ください。

コネクタ機能は、AIを「チャットで質問するだけのツール」から「業務を実行するパートナー」に変える機能です。まずはGoogleドライブやSlackなど、普段使っているアプリから試してみてください。


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