自社のホームページが検索で何位か、調べたことはありますか?

コラム
Searching information concept. Hand of man touching in icon search
Searching information concept. Hand of man touching in icon search

ホームページを持っている中小企業の社長に、1つだけ質問があります。

「あなたの会社は、Googleで何位に出てきますか?」

即答できる社長は、ほとんどいません。ホームページにお金をかけて作ったのに、そのホームページが検索でどの位置にいるのかを知らない。これは、お店を出したのに、自分の店が何丁目の何番地にあるかを知らないのと同じです。

もっと言えば、お店が路地裏の行き止まりにあるのか、大通り沿いにあるのかを知らずに「お客さんが来ない」と嘆いているようなものです。ホームページの検索順位は、インターネット上での「立地」です。


なぜ検索順位を知る必要があるのか

「うちは紹介で仕事を取っているから、検索順位は関係ない」——そう思っている社長も多いでしょう。

でも、こんな場面を想像してみてください。

紹介された取引先の担当者が、あなたの会社名をGoogleで検索します。ホームページが1ページ目に出てくれば安心。でも、まったく出てこなかったら?「本当に実在する会社なのか?」と不安になるかもしれません。

求職者がハローワークであなたの会社を見つけて、会社名を検索します。ホームページが見つからなければ、応募をやめるかもしれません。

検索順位は、SEO対策をしている会社だけの話ではありません。会社の信頼性に直結する基本情報です。


まずは3分でできる確認をやってみてください

難しいツールは必要ありません。今すぐスマホでできます。

ステップ1:スマホでGoogleを開く。

ステップ2:「シークレットモード」にする。 iPhoneのSafariなら右下の「タブ」アイコンをタップして「プライベート」を選択。Androidなら右上の「︙」から「シークレットタブ」を選択。Chromeなら右上の「︙」から「新しいシークレットタブ」。

なぜシークレットモードにするかというと、普通に検索すると過去の検索履歴の影響で自分の会社が実際より高い順位に出ることがあるからです。社長のスマホでは1位に出ているのに、お客さんのスマホでは見当たらない——これはよくあることです。ある制作会社の方は「上司が『うちは検索で1位だ!』と喜んでいたが、パーソナライズドの影響だった」と苦笑していました。シークレットモードで見る順位が、他の人が見ている本当の順位です。

ステップ3:「業種+地域名」で検索する。 たとえば「施設建設 埼玉」「運輸会社 本庄市」「Web制作 熊谷」など、お客さんがあなたの会社を探すときに使いそうなキーワードで検索してみてください。

ステップ4:自分の会社が何番目に出てくるか数える。

1ページ目(上位10件)に出てくれば合格。2ページ目以降なら、ほとんどの人はあなたの会社を見つけられません。検索結果の2ページ目以降をクリックする人は全体の1%未満というデータがあります。

ちなみに、1ページ目に出ていても順位による差は大きいです。検索結果の1位と10位では、クリックされる確率が10倍以上違います。1位なら約30%の人がクリックしますが、10位だと約2%。つまり、1ページ目の「上のほう」にいるか「下のほう」にいるかだけでも、問い合わせの数は大きく変わります。


「会社名」で検索しても出てこない場合

次に、自分の会社名で検索してみてください。

「株式会社○○」で検索して1位に出てくるのは当たり前——と思うかもしれませんが、実はそうでもありません。

ありがちなのが、同名の別会社が先に出てくるケース。また、ホームページはあるのにGoogleに正しく認識されておらず、検索結果に出てこないケースもあります。

会社名で検索しても自社のホームページが1位に出てこない場合、かなり深刻な状態です。取引先も求職者も、まず会社名で検索します。そこで見つからなければ、「この会社、ホームページもないのか」と思われてしまいます。


検索結果に出てくるのは、ホームページだけではない

検索順位を確認するとき、もう1つ見てほしいものがあります。

会社名で検索したときに、ホームページ以外に何が表示されているかです。

Googleビジネスプロフィール(Googleマップに表示される会社情報)、求人サイトの掲載情報、口コミサイト、SNSアカウント——これらすべてが、検索した人の目に入ります。

たとえば、Googleビジネスプロフィールの情報が古い、口コミに低評価が放置されている、求人サイトに3年前の募集がそのまま残っている——こうした状態は、検索した人に「管理が行き届いていない会社だ」という印象を与えます。

ホームページの順位だけでなく、検索結果の「全体像」を見ることが大事です。


月に1回、3分だけ使ってください

検索順位は毎日変動します。先月は1ページ目に出ていたのに、今月は2ページ目に落ちている——こういうことは普通に起こります。

だからといって毎日チェックする必要はありません。月に1回、3分だけでいいのです。

シークレットモードで「業種+地域名」と「会社名」の2つを検索する。自社が何位に出てくるか確認する。検索結果に変な情報が出ていないかチェックする。

これだけで十分です。月に1回のこの3分が、ホームページを「作っただけ」の状態から「使えている」状態に変える第一歩になります。

もし順位が先月より下がっていたら、何かが起きているサインです。Googleの仕組みが変わったのか、競合が新しいページを作ったのか、自社サイトに技術的な問題が起きたのか。原因はさまざまですが、チェックしていなければ下がったことにすら気づけません。 気づかないまま数ヶ月放置すれば、その間ずっとお客さんを逃し続けることになります。


順位が低かったら、どうすればいいのか

検索順位が低い場合、改善の方法はいくつかあります。でも、まず最初にやるべきことは**「自分の現在地を知る」**ことです。

今日の記事でお伝えしたいのは、SEO対策の具体的なテクニックではありません。「自社が検索で何位なのか」を知ること自体が、すでに大きな一歩だということです。

検索順位を知らなければ、改善もできません。改善しなければ、お客さんにも求職者にも見つけてもらえません。見つけてもらえなければ、ホームページに費やした時間とお金は無駄になります。

まずは今日、シークレットモードで検索してみてください。その結果を見て「これはまずい」と思ったら、それがホームページを活用し始めるタイミングです。

順位を知った上で何をすべきかは、状況によって異なります。会社名で出てこないなら、ホームページの基本設定に問題があるかもしれない。業種+地域名で出てこないなら、コンテンツが足りないのかもしれない。検索結果に古い情報が出ているなら、まずはそれを更新するのが先です。いずれにしても、「現在地を知ること」が最初のステップであることは間違いありません。


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