Agent Teamsの料金はいくらかかる?中小企業が導入する場合のコスト感

コラム

Agent Teamsを使うために追加で払う料金はありません。 ただし、通常のClaude Codeより最大7倍のトークンを消費するため、利用プランの選び方とコスト管理が重要になります。

この記事では、「Agent Teamsに興味があるけど、いくらかかるかわからない」という方に向けて、プラン別の料金と中小企業が現実的に使う場合のコスト感を解説します。

Agent Teamsに「専用料金」はない

まず前提として、Agent TeamsはClaude Codeの一機能であり、別途サブスクリプションが必要なわけではありません。

Claude Codeが使えるプラン(Pro・Max・Teams・Enterprise、またはAPI従量課金)に加入していれば、設定を有効にするだけで使えます。追加の申込みや契約変更は不要です。

では何が問題になるかというと、トークン消費量です。Agent Teamsは複数のClaude Codeインスタンスを同時に動かす仕組みのため、チームメンバーの数に比例してトークンを消費します。公式ドキュメントでは「標準セッションの約7倍のトークンを消費し得る」と明記されています。

プラン別の料金比較

Claude Codeを使うためのプランは大きく4つあります。Agent Teamsを使う場合にどのプランが適しているかを整理します。

Proプラン(月額20ドル/約3,000円)

個人利用向けのプランです。Claude Codeが使え、Agent Teamsも有効化できます。ただし、利用枠は5時間ごとにリセットされる制限があります。Agent Teamsは通常の7倍のトークンを消費するため、この枠をすぐに使い切る可能性が高いです。

Agent Teamsをちょっと試してみたい、という段階ではProで十分です。ただし本格的に業務で使うには枠が足りません。

Max 5xプラン(月額100ドル/約15,000円)

Proの5倍の利用枠があります。Agent Teamsを日常的に使うなら、最低でもこのプランが現実的です。2〜3人構成のチームを1日に数回動かす程度であれば、月額の枠内で収まります。

Max 20xプラン(月額200ドル/約30,000円)

Proの20倍の利用枠。大規模なプロジェクトで頻繁にAgent Teamsを使うならこちら。5人以上のチームを何度も回す使い方でも、枠を気にせず使えます。

API従量課金

使った分だけ払う方式です。Opus 4.6の料金は入力100万トークンあたり5ドル、出力100万トークンあたり25ドルです。

API従量課金の場合、Agent Teamsのコストはチーム構成と作業時間で大きく変わります。公式ドキュメントによると、Claude Codeの平均的な利用コストは1開発者あたり1日約6ドル(約900円)です。Agent Teamsで3人構成のチームを動かせば単純計算で3倍の約18ドル(約2,700円)。ただし作業が並列化される分、完了までの時間は短くなるため、トータルコストが3倍になるとは限りません。

中小企業が現実的に使うパターン

ここからがこの記事の本題です。「うちのような小さい会社でも使えるのか?」という疑問に答えます。

パターン1:月に数回だけ使う(Pro/月額約3,000円)

「大きな機能開発やリファクタリングの時だけAgent Teamsを使う」という使い方です。月に2〜3回であれば、Proプランの枠内で収まります。普段のClaude Codeは通常モードで使い、ここぞという場面でだけチームを組ませるイメージです。

中小企業のWeb制作会社で、大規模なサイトリニューアルの時にだけ複数のAIを並行させてフロントエンド・バックエンド・テストを同時に進める、といった使い方が該当します。

パターン2:週に2〜3回使う(Max 5x/月額約15,000円)

毎週のルーチン作業にAgent Teamsを組み込む使い方です。例えば、週1回のコードレビューを3人のAIレビュアーに並行で担当させる、新機能の実装時に設計・実装・テストを並列で進める、といった使い方です。

月額15,000円は中小企業にとって安くはありませんが、これで開発者1人分の作業時間が半分になるなら、人件費と比較して十分にペイします。

パターン3:毎日のように使う(Max 20x/月額約30,000円)

開発チームが毎日Agent Teamsを使ってプロジェクトを進める場合です。ここまで使い込むなら、API従量課金と比較してどちらが安いかを計算する必要があります。

目安として、API従量課金で月200ドル以上使う見込みがあるなら、Max 20xの方がコスト効率が良くなります。

コストを抑える4つの工夫

Agent Teamsのコストを抑えるために、公式ドキュメントで推奨されている方法があります。

1. チームメンバーにはSonnetモデルを使う

リーダーはOpus 4.6で動かしつつ、チームメンバー(Teammate)にはSonnet 4.5を指定する方法です。Sonnetの料金はOpusの約5分の1なので、チームメンバーが3人いれば大幅なコスト削減になります。プロンプトで「Use Sonnet for the teammates.」と指示するだけです。

2. チームは小さく保つ

「たくさんメンバーを作れば速くなる」と思いがちですが、トークン消費はメンバー数に比例します。公式も「チームは小さく保つ」ことを推奨しています。まずは2〜3人構成から始めて、本当に必要な場合だけメンバーを増やすのが賢い使い方です。

3. 作業が終わったらチームを解散する

Agent Teamsのメンバーは、アイドル状態でもトークンを消費し続けます。作業が完了したら必ずチームをクリーンアップしてください。放置するとムダなコストが発生します。

4. 指示は具体的に、短く

チームメンバーを作成する際のプロンプト(spawn prompt)が長いほど、各メンバーのコンテキストが大きくなり、トークン消費が増えます。指示は必要十分な長さに絞りましょう。

Agent Teamsは「コスパの良い外注」として考える

Agent Teamsのコストを評価するとき、「AIツールの月額料金」として見ると高く感じるかもしれません。しかし、「外注費」として考えるとどうでしょうか。

例えば、3人構成のAgent Teamsで1日作業させた場合のAPI費用は約2,700円です。同じ作業を外注したら、エンジニア3人を1日稼働させるだけで10万円以上かかります。

もちろんAIと人間では品質も対応範囲も異なります。しかし「テスト作成」「コードレビュー」「リファクタリング」「ドキュメント作成」のような定型的な作業であれば、Agent Teamsは圧倒的にコスパの良い選択肢です。

まだ実験的な機能(Research Preview)であることを踏まえると、まずはProプランで試しに使ってみて、効果を実感できたらMax 5xに上げるのが中小企業にとっての現実的なステップです。

Agent Teamsの具体的なセットアップ方法は「Agent Teamsの始め方|セットアップから最初のチーム作成まで」で解説しています。また、Agent Teamsの基本的な仕組みについては「Claude Code Agent Teamsとは?「AIが複数人でチームを組んで働く」新機能をわかりやすく解説」をご覧ください。

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